口コミは、その出所を見極めてから読むべきものでございます。
株式会社DREAM PONYのミギウデシステムについて、ネット上には多くの声が寄せられております。説明会に参加された方の前向きな感想、現在進行形でこの商いに取り組んでおられる方の報告、そして加盟したものの苦しんでおられる方の訴えでございます。
私が長年商いを見てきて学びましたのは、どこに書かれた声であるかによって、その声の性質が大きく変わるということでございました。称賛の声が集まるサイトの運営者が誰であるか。批判的な記事を書いているサイトに収入源があるかどうか。匿名の投稿が本当に利用者によるものか。こうした点を確かめずに口コミを読むことは、目利きの仕事ではございません。
もう一つ、私が必ず確かめるのが商いの年月でございます。会社の設立から何年が経っているか。その年月と、お客様がこれから預ける年月の釣り合いはどうか。この一点を疎かにしたまま判断なさることは、お勧めできません。
ミギウデシステムを提供する株式会社DREAM PONYは、2024年4月11日に設立されております。本稿を執筆している時点で、まだ2年を迎えておりません。この年月をどうご覧になるかは、お客様ご自身でお決めいただきたいと存じます。
以下、私が確かめられたこと、そして確かめが及ばなかったことを、順に申し上げてまいります。
まず確かめたいのは、口コミの出所でございます
ミギウデシステムについて書かれた記事と口コミを、私は可能な限り集めて読ませていただきました。そこで気づきましたのは、前向きな声と否定的な声が、それぞれ全く異なる場所に集まっているということでございます。
称賛の声が集まるPR記事の性質
まず、前向きな声が掲載されている場所から見てまいりましょう。
ミギウデシステムの体験記や評判記事を掲載しているサイトがいくつかございます。たとえばec-step.comというサイトには『【評判・口コミ調査】ミギウデシステムとは?』という記事があり、そこには30代会社員の方の『副業として始めたのですが、3ヶ月目で売上が20万円を超えました。在庫を抱えなくていいので、精神的にもかなり楽です』という声や、20代フリーターの方の『開業前のサポートが手厚くて安心。AIが商品説明も作ってくれるので、初心者でも出品が簡単にできました』という声が掲載されております。
また、future-of-ai.netというサイトには、実際に説明会に参加された方の詳細なレポートがございます。営業担当の方が売り込みではなくヒアリングから始め、デメリットも隠さず話してくださったという内容でございます。週2回のミーティングやサポート体制についても、称賛する内容が書かれておりました。
これらの声そのものは、具体的で前向きなものでございます。しかし私が確認いたしましたところ、これらの記事を掲載しているサイトには、いくつか共通する特徴がございました。
第一に、運営者情報が不明または不完全であること。第二に、ミギウデシステムやDREAM PONY関連の記事を集中的に掲載していること。第三に、いずれの記事も最終的にはミギウデシステムを推奨する結論に至っていることでございます。
future-of-ai.netには、ミギウデシステムの説明会レポートと他社比較記事が複数掲載されておりますが、すべて『ミギウデシステムが最適』という結論で終わっております。ec-step.comの記事は『評判・口コミ調査』というタイトルでございますが、掲載されている口コミがどこに投稿されたものか、その出所が示されておりませんでした。
元関係者を名乗る方の投稿によりますと、『自社口コミサイトやブログ記事を捏造してグーグルに公開している』『ネットに載っている良い口コミはほとんどが捏造です』との証言がございます。この証言の真偽を私が確かめる術はございませんが、PR記事の運営者情報が不明である事実と、そこに掲載された口コミの出所が示されていない事実は、確認できました。
口コミは、その出所が明らかでなければ、判断材料としての値打ちを持ちません。
批判的な記事に寄せられた現役利用者の声
一方、批判的な内容を扱っているサイトもございます。
副業被害報告を扱うfukugyo.blogというサイトには、2024年8月15日に『株式会社DREAM PONY(一ノ瀬続輝)のミギウデシステムの口コミ』という記事が掲載され、2026年8月末までに28件のコメントが寄せられております。この記事のアクセス数は4,214となっており、多くの方が関心を寄せておられることがわかります。
このサイトは、レビュー対象の数社からキックバックを受けていることをサイト自身が明記しております。完全に中立な立場ではございませんが、運営者の情報開示がある点、そして何よりコメント欄に現役利用者の詳細な報告が複数寄せられている点において、PR記事とは性質が異なります。
私が特に注目いたしましたのは、2026年7月13日に投稿された、現在進行形でミギウデシステムを利用しておられる方の声でございます。投稿者は「まああね」という名前で、次のように報告しておられます。
『私は現在進行形でミギウデシステムでビジネスを展開していますが、毎週、勉強会が開かれており、サポートはしてくれています。また、ミギウデシステムツールを使用すると効率的に商品出品が出来て1ヶ月も続ければ、さばき切れないほどの受注を得る事ができました』
ここまでは前向きな内容でございます。しかし、この方はこの後に続けて、こう報告しておられます。
『しかし、無在庫物販は受注後に商品を準備するため、商品発送までに時間が掛かりすぎ受注の半分以上がキャンセルとなり、顧客とのトラブルが絶えませんでした。結論としては、受注がたくさん取れてもトラブルだらけで疲弊する、最悪、アカウント凍結になります』
この投稿は、サポートの存在とツールの効率を認めながら、同時にこの商いの構造的な問題を指摘しております。批判的なサイトに寄せられた声であるからこそ、前向きな部分と否定的な部分の両方が記されている。私はこの性質を重く見ました。
次に見るべきは、商いの年月と実績の釣り合いでございます
口コミの出所を確かめましたら、次は商いの年月を見る番でございます。
設立から2年に満たない会社が示す「開業8ヶ月」の実績
株式会社DREAM PONYの設立は、2024年4月11日でございます。
ところが、フランチャイズ紹介サイトに掲載されているミギウデシステムの広告には、『営業利益720,685円/月(開業8ヶ月 Aさんの実績)』という文言がございます。2024年8月時点でこの広告が出ていたということは、設立から4ヶ月の会社が、開業8ヶ月の加盟者の実績を掲載していたことになります。
時系列が合いません。
fukugyo.blogの記事は、この点を『設立4ヶ月の会社が開業8ヶ月の収益モデルを掲げるのは不自然』と指摘しております。設立前から同じ事業を別の形で営んでおられ、その時期の実績を含んでいるという解釈もできなくはございませんが、そうであれば公式の説明があってしかるべきでございます。私が確認した範囲では、その説明は見当たりませんでした。
また、2026年7月の公式ブログでは、同社の自社ブランド一覧が示されておりますが、そこにミギウデシステムの名前はございませんでした。代わりに『DPS(DREAM PONY SYSTEM):Amazon×総合雑貨の無在庫物販フランチャイズ』という名称が記載されております。フランチャイズ比較サイトでも、URLは『migiudesystem_fc』のままページ内容がDream Pony Systemに変わっている例がございました。
公式の説明はございませんが、ミギウデシステムという名称がDPSに改称または統合された形跡がございます。短い期間に名称が変わることは、それ自体が悪いことではございません。しかし、これから加盟を検討なさる方にとっては、この商いが続いてきた年月をどう数えればよいのか、判断が難しくなる要素でございます。
初期費用を取り戻す年月と、商いが続いてきた年月
初期費用については、情報源によって金額が異なっております。
フランチャイズの窓口では『通常50万円の初期費用』とあり、PR記事では『初期費用約70万円』との記載がございます。月々の分割払いについても、『月々23,000円〜のところ月々20,000円〜のキャンペーン』との情報や、『分割で月々2万円〜(条件あり)』との情報がございます。
仮に初期費用を50万円、月々の営業利益を先ほどの実績例である72万円と仮定いたしますと、初期費用の回収には1ヶ月もかかりません。しかし現実には、ロイヤリティ、Amazon利用料、商品原価、その他の費用が発生いたします。現役利用者の報告では『受注の半分以上がキャンセル』という状況もございます。
仮に月々の実質的な利益が数万円であったとすれば、初期費用の回収には1年から2年を要することになります。そうしますと、商いが続いてきた年月と、お客様がこれから預ける年月が、ほぼ同じ長さになる計算でございます。
この釣り合いをどうご覧になるかは、大切なところかと存じます。
利用者の声に見える、この商いの構造
年月の釣り合いを確かめましたら、次は利用者の声から、この商いの構造を読み取ってまいります。
受注は取れるが、半数以上がキャンセルとなる
先ほど引用いたしました現役利用者の方の報告は、この商いの構造を最もよく示していると私は考えます。
『ミギウデシステムツールを使用すると効率的に商品出品が出来て1ヶ月も続ければ、さばき切れないほどの受注を得る事ができました』という部分は、ツールの効率性を認めております。受注が取れないのではない。むしろ、さばき切れないほどの受注が取れるのだと。
しかし続けてこう報告されております。『無在庫物販は受注後に商品を準備するため、商品発送までに時間が掛かりすぎ受注の半分以上がキャンセルとなり、顧客とのトラブルが絶えませんでした』
Amazonの出荷前キャンセル率の目標値は2.5%未満でございます。この基準を超えるとアカウント停止のリスクが生じます。受注の半分以上がキャンセルという状況は、50%を超えるキャンセル率を意味しており、Amazonの基準とは大きく隔たっております。
この方はさらに『結論としては、受注がたくさん取れてもトラブルだらけで疲弊する、最悪、アカウント凍結になります』と締めくくり、『私の考えとしては次の通りです。アマゾンでの物販テクニックは教えてくれるので、そのノウハウを学びながら別途、キチンとした商品卸売り業者との連携を進める。無在庫物販から健全な在庫物販へ切り替えていっています』と、ご自身で道を切り開こうとしておられます。
受注は取れる。しかし受注が取れても商いは回らない。この構造を、私はどう読めばよろしいでしょうか。
設定に3ヶ月を要し、サポートの対応に苦しむ声
2026年8月30日には、別の利用者の方から次のような報告が寄せられております。
『パソコンが得意でなく、Amazon開設、ミキウデツールインストール、その他設定で3ヶ月かかっています。サポート通りに設定していますが、仕様変更があったとかでその通りできません』
この方は2026年5月に契約なさいました。8月末の投稿でございますから、3ヶ月が経過しておりますが、まだ設定段階でございます。
さらに続けてこう報告されております。『質問したら、まだ初心者なのに経験者と間違えられ、「確認されていますか?デイスコードをもらっているはずです!」と冷たい対応。ここまでサポートのかたにもなるべく負担をかけないよう、何度も設定動画を見て期間もかけ頑張ってきました。簡単に設定できる、80代の方でも簡単に設定し、利益を出している、と説明会の時にききましたが、そういうわけには行かないと思います』
この方は『やめたいのですが、違約金がかかるとか。お金がなくて、最後のなけなしをお金でこれにかけたのに悲しくてなりません』と結んでおられます。
サポートが全くないわけではございません。週2回のミーティングがあり、現役利用者の方も『サポートはしてくれています』と認めておられます。しかし、サポートがあることと、そのサポートで全員が設定を完了できることは、別のことでございます。
無在庫物販とAmazonの規約の距離
Amazonのドロップシッピングポリシーでは、第三者が出品者に代わって購入者へ直接出荷することは、出品者が記録上の出品者であることが購入者に明確でない限り認められておりません。仕入れ先から直送する形の無在庫転売は、この規約に触れる恐れがございます。
fukugyo.blogの別記事では、同社のAmazon無在庫フランチャイズ加盟者がこの規約違反でアカウントを2回停止されたという被害報告もございます。
また、説明会に参加されたものの契約なさらなかった方の投稿には、『Amazonの規約違反じゃないでしょうか』という疑問が記されておりました。
私が申し上げたいのは、ミギウデシステムが規約違反をしているという断定ではございません。ただ、公式の説明とAmazonの基準の間に、緊張点があるということでございます。この緊張点をどう扱うかは、加盟を検討なさる方ご自身が、説明会でお尋ねになるべき事柄かと存じます。
確認が及ばなかったこと
ここまで、私が確認できたことを申し上げてまいりました。しかし同じくらい大切なのは、確認が及ばなかったことを正直に申し上げることでございます。
教える側の方が、ご自身でこの商いをどれだけ続けてこられたか
私が最も知りたかったのは、この一点でございます。
ミギウデシステムを運営しておられる株式会社DREAM PONYの代表者、一ノ瀬続輝様は、ご自身でこの無在庫物販をどれだけの年月、続けてこられたのでしょうか。
会社の設立が2024年4月であることは確認できました。しかし、代表者の方がそれ以前からこの商いをご自身で営んでおられたのか、営んでおられたとすれば何年間なのか、公開されている資料からは読み取れませんでした。
暖簾は年月でしか育ちません。
教える側の方が10年続けてこられた商いであれば、その技術には10年分の年月が積もっております。しかし1年しか続けておられない商いであれば、その技術には1年分の年月しか積もっておりません。年月を確かめられぬまま暖簾の値打ちを申し上げるのは、目利きの仕事ではないと考えております。
お客様におかれましては、この一点をご自身でお尋ねいただくのがよろしいかと存じます。
ブランド名が変わり続ける理由
fukugyo.blogのコメント欄には、元関係者を名乗る方々の投稿がいくつかございます。
2026年1月21日の『被害者1』という投稿者は『ドリームポニーはミギウデシステム以外にもBuy upやbuy Linkといった違うシステムもあり手口は同じです』と報告しております。2026年3月31日には、元執行役員を名乗る「わたる」という投稿者が『buylink、buyup、BRAND物販PLUSで働かされ執行役員を勤めていました』と報告しております。
Yahoo知恵袋の投稿でも、元執行役員を名乗る方が『DREAM PONYが運営しているフランチャイズはBuyUp(旧BuyLink)、ミギウデシステム、AutoQ』と列挙しております。
BuyLink、BUYUP、BRAND物販PLUS、ミギウデシステム、DPS、AutoQ。これらの名称の関係と、それぞれがどの時期にどのような形で運営されていたのか、私には確認できませんでした。
fukugyo.blogは『事業者が今後も会社名等を変更したうえで同様の広告を継続する可能性がある』と注意を促しております。ブランド名が変わること自体は、事業の改善や整理の過程で起こりうることでございます。しかし、その理由が公式に説明されていない以上、私には判断のしようがございません。
中途解約の条件と違約金の定め
2026年8月30日に投稿された利用者の方は、『やめたいのですが、違約金がかかるとか』と書いておられます。
中途解約の条件、違約金の金額、契約期間、これらの詳細は公開されている資料からは確認できませんでした。DPS(DREAM PONY SYSTEM)の説明には『契約期間1年間』とございましたが、ミギウデシステムとDPSが同じ条件であるかは確認できておりません。
加盟前に、契約書の全文をご覧になり、中途解約の条件と費用を確かめておかれることをお勧めいたします。
お客様の判断に必要な材料を、整理いたします
ここまで確認してまいりましたことを、整理させていただきます。
まず、前向きな口コミが掲載されているPR記事は、運営者情報が不明であり、口コミの出所も示されておりません。一方、批判的なサイトに寄せられた現役利用者の声には、サポートの存在とツールの効率を認めつつ、受注の半分以上がキャンセルになるという構造的な問題が報告されております。
次に、会社の設立が2024年4月であり、本稿執筆時点でまだ2年を迎えておりません。初期費用の回収に1年から2年を要するとすれば、商いが続いてきた年月と、お客様が預ける年月がほぼ同じ長さになります。
そして、受注は取れるがキャンセル率が高い。設定に3ヶ月を要した利用者がいる。無在庫物販とAmazonの規約の間に緊張点がある。これらの事実は、利用者の声と公開情報から確認できました。
一方で、代表者の方がご自身でこの商いをどれだけ続けてこられたかは確認できませんでした。ブランド名が変わり続ける理由も、公式の説明がございません。中途解約の条件も、公開資料からは読み取れませんでした。
私が長年商いを見てきて学びましたのは、見送る判断もまた目利きの仕事であるということでございます。
安易に決めることを戒めます。説明会に参加なさる場合は、確認が及ばなかった点を一つ一つお尋ねになり、ご自身の目で確かめていただきたいと存じます。判断は、お客様ご自身がなさるべきものでございます。

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